赤ちゃんの歯ブラシはいつから
赤ちゃんに歯が生え始めるのは、生後7カ月ごろ。
下の前歯、真ん中の2本から生えてきます。
歯磨きを始めるのは、もちろん歯が生えてからの、生後7カ月ごろが目安です。
ただ、歯が生える前からできる準備があります。
口の中は敏感なので赤ちゃんでなくても触られるのを嫌がります。
最初のうちは、顔や手足を触って愛情を伝える一環で、口のまわりや口の中をそっと指やガーゼなどで触って慣れさせてあげてください。
そして、下の前歯が生えてきたら歯磨きのスタートです。
いきなり硬い歯ブラシを使うと、違和感から歯磨きが嫌いになってしまうかもしれないので、最初は柔らかい毛先の歯ブラシなどで磨いてあげてください。
歯の汚れは唾液により洗い流されますので、しっかり磨こうと考えなくても大丈夫です。
大切なのは「歯磨きに慣れる」ということなのです。
こどもが歯ブラシを嫌がる理由
● 口の中を触られるのが怖い
歯磨きの時間だけ、いきなり口の中を触られたり、顎(あご)を固定されたりすると、赤ちゃんも不安を感じてしまいます。
ですから、歯磨きに慣れる準備として、赤ちゃんの口にポンポンと手を当てたり、頬を抑えてはパッと離したり、口の周りや頬、顎に触って、楽しませることで、遊びながら口を触ることに慣れさせましょう。
● 姿勢が怖い
歯ブラシの時に仰向けになるのを嫌だという子もいます。
まずはスキンシップをして仰向けに慣れるようにしましょう。
● 痛い
しっかり磨こうと意識し過ぎて力が入りすぎると、痛いのは当然です。
痛いというイメージがついてしまわないように、力加減を注意しましょう。
上の歯を磨く時は、上唇小帯という上くちびるの裏のひもを反対側の人さし指でガードして磨くことがコツです。
※出典:ピジョン株式会社